コロナへの意識の世間との乖離

大学からサークルの合宿は9月までダメとのこと。

世間ではGoToキャンペーンとかで国内旅行を推進する動きがあるのに。

 

3密であんだけの人が同じ部屋で練習したりするから、わからんでもないけど、それは国内旅行でも言えるだろって。

 

私は3月に2週間ほど旅行していた。そのときも今もあんま大きな声で言えるようなことではないかもしれない。緊急事態宣言が出る前だったが、外出を自粛する流れがあったし、3月中はサークル活動自粛であった。

 

イメージの面では、この時期に旅行することはいけないことかもしれない。

しかしながら、私の行動のみを考えたら、1人で行ったわけだし、人ともそんな話さないし、感染の本質を考えたら、なんの問題がないといえる。しかし、こんな意見が万人受けするわけでもないので、安泰に今までの人間関係を維持させるためには大きな声で言わないことが吉だろう。

 

このようなことは個人のみならず日本をはじめとした世界でイメージを守るために本質からは外れた対応をし続けること無駄な多くの損失があったのではないかと思う。今となれば、ウィルスについて、どのように感染するか、これは媒介されないとかが少しずつわかってきているので、今一度考え直すべきである。目に見えない得体のしれないものから、形のある物質で、しっかり感染過程をふまないと人に感染しないことを把握すべきだ。

 

合宿がなくなるというのは弊大学内であればどこもそういうことである。現状を顧みるに、妥当な判断かもしれないが、他方で、世間は浮かれたムードになるにつれてイライラは募るだろう。ってか、あの合宿所がたくさんある町は大丈夫なのか、2シーズン逃してやっていけるのか。来年度から使えないとかもありうるだろう。

 

こんな状況だけど、個人的に企画してやろうと考えている人たちもいるだろう。政府があんなキャンペーンをしてるんだから、それに乗じて個人的に旅行や、合宿をすることも可能だろう。しかし、そのような活動は、その身内以外に話すことは厳しいかも。せっかくそのとき楽しんでも、お土産話として人に話すことができず、抱えることになるのは、今出かけることができないことよりつらいことだろう。

 

私は大学が4月22日に延期になった時点で北海道に旅行行こうかなって思ってた。自分の行動的に人にうつしたり、うつされたりするリスクは低かったので、正当化してた。が、地元民に罵倒されるリスクや、この時期の不要不急のお出かけによく思わない雰囲気だったので、青春18きっぷをあと4回残させてあきらめた。

 

このときと今で、私が勘違いしていたことがあった。それは普通の病気、感染症と、新型の感染症の違いである。3月時点では、季節性インフルエンザの方が死亡者数が圧倒的に多かったことを踏まえ、楽観視してたが、みんなが免疫をもっていない新型コロナでは爆発的に感染が起き、病気で命を落としにくい年齢層、人も死に至ることが大変恐ろしいところだと今は思う。いろいろ比較して現状そうでもないだろうと思われるが、それは外出自粛、渡航自粛の結果であることに留意したい。

 

別に私は、旅行するな、合宿するなとは微塵も思わないが、その人、団体のイメージにも関わってくるので、団体名は使わず、非公式で行う、そのことについて口外しないなど情報を制御することが必須。これからも付き合っていく人たちが今とあまり変わらないのであれば、その楽しい思い出は一生語ることは厳しいだろう。これで思い留まれってつもりはないけど、そんなリスクあるし、一度失った信頼はそんな簡単に取り戻すことはできない。

 

最後に気になるデータで、結婚相手に求める条件で倫理観が急上昇した。これは今回のコロナによって、マスクしたり、手洗いしたり、予防の面や、外出を自粛しようなど、強制されるわけでなく、自分に直接関係はないけど、集団でやれば成果があがることに対して協力できるかなどの価値観の一致が求められるようになった結果なのではないだろうか。

 

日本という周りを意識する文化が根付いてる国土では、いくら理屈こねて本質を通そうとしてもイメージの方が大事なので、いくら、どこの記事で専門家がこんなこと言ってるからこうでいいやなど思ってもやめといた方が賢明だろう。

 

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