20.03.19 長崎観光とどこかへ

 

長崎観光

割と早く起きた

8時半くらいに起きて、ホテル周辺の原爆関連の土地を回る。

 

原爆資料館の前に行ってみた。中には入らないでおいた。なぜなら、広島で資料館入ったときにかなりショックを受けて、もう足が入ろうとしない。こんな悲惨なことがもう2度と起きてはならないという想いは一緒だ。

追悼平和祈念館前に鶴がたくさん折られた束の横に説明文のようなものが書いてあり、読んでみると、身震いするような内容であった。写真の資料ではわからない、生々しい動きのある情景が浮かびつらい。体験者が刻んだ文章から得られる情報はすさまじく大事な資料だと思う。

次は、原爆落下中心碑。拝んでいらっしゃるおばさんがいて、おそらく近い関係の方で被爆された方がいると思われる。

平和公園。かの有名な平和祈念像がある公園である。像そのものは大きく、この時期であるがひっきりなしに人々が拝んでいる。また、この周りには各国から送られた像もあり、よくできた公園である。ここはもともと浦上刑務所があり、もとから国所有の土地で、そこから整備したところである。この浦上刑務所は日本人のみならず、強制労働のために連れてこられた朝鮮人や中国人も含まれ被爆した。人種に関わらず、この死は無駄にしてはならない。

 

 

1039 原爆資料館

 長崎電気軌道1系統 崇福寺

1052 大波止

 

次は駅の南の方に向かう。おなか空いたんで、長崎ちゃんぽんリンガーハットで飯。とりあえず、もっと南に向かい、グラバー通りに行く。まっすぐ行くのではなく、長崎港からヨットや出入りする船を眺めながら沿岸で足を進めた。高校生とか公園で自主練?してて大変そう。昨日行った稲佐山が対岸に見える。グラバー園に入る。入場券が紙幣みたいでおもしろい。園の中にエスカレーターがあり、ディズニーのように通っているところを写真で撮られて後で売ってくれるみたいなやつあったがぼっちにはこれ以上ない苦痛である。陽キャなおにいさんにこちらいかがですか?って声をかけられる。

 

グラバー園内には明治期のさまざまな建物が残されている。中には多くの説明のパネルが用意されている。時間の都合があり全てを読むことはできなかったが、何も調べずに来た私にとっては前提までもが新発見である。歴史の授業や、2015年に登録された世界遺産明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業で、九州にある歴史的観光地のほとんどは明治期の日本の発展の基盤となる施設であることがわかる。ここの展示により、イギリスから来日したグラバーさんの明治日本への貢献を知る。建物は和洋折衷といった感じで昔は不完全だったからこそ国が違えど人と人は分かち合っていたのだなと。こんなところであるがベンチではカップルがいちゃいちゃしていて腹が立つ。いいカモである。

 

次はオランダ坂。歩いて向かう。坂なので、これといったものはない。とりあえず坂全部を歩き通す。そしたらグラバー園の近くまで戻ってしまった。

 

次は眼鏡橋。2kmほど暑い中歩く。距離はたいしたことないけど、長崎は関東よりも全然暑くてこれがしんどい。眼鏡橋に着くと、集団で来た人たちが写真を撮っている。その中で一人で来た私は自分の眼鏡を取って、眼鏡橋と撮る。悲しい。

 

近くの金券ショップで長崎から博多までの切符を買う。関東に住んでいると金券ショップを使う場面といったら私鉄や飲食店の株優くらいであるが、地方にくるとJRの特急券を積極的に買うとよい。JR九州や新幹線の短距離区間は通常よりもかなり安い価格で回数券として売られる。それをばら売りしている金券ショップに駆け込むとかなりお得になる。今回私が購入したのは長崎から博多の乗車特急券で2750円であった。長崎から博多は乗車券だけでも2860円するので、特急を通常乗車券よりも安く利用できる。

 

特急で移動するとなれば時間に余裕ができ、1本遅らせて、出島に向かった。Googleマップで見ると、出島はどこからどこまでなのかわかりにくいが、割と小さめの島であった。いくらかお金を払って中へ。時間に焦り資料はあまり読めなかったが、当時入ってきた技術が現物で展示されていたり、出島には来日した動物たちであふれリアル動物園状態だったりと教科書ではわからない生活規模での資料となっておりわかりやすい。大量の砂糖が輸入により長崎へ流入していたからカステラとかのスイーツが長崎発となり有名となった。

 

とりあえず歩いて長崎駅に向かう。人通りが多い。特急の発車時刻の4分前にえきに到着。

 

移動

1718 長崎

 JR特急かもめ34号

1917 博多

 

さっき購入した回数券は指定席にもできるが、空席情報を見たところ混雑していたので、自由席にした。地方の特急はだいたい自由席の方が指定席より多めに用意されている。車両は7両編成で自由席は前よりの4~7号車で、前に行くほどガラガラである。進行方向右側に座ったので、車窓には諫早湾堤防が見える。昨日とは逆方向から見えた。移動の割には早めの到着の設定だが、この後に新幹線で鹿児島に行きたいという思惑がある。学割証は1枚持っており、これを使えば通常料金より1000円ほど安く行けるが、関東に帰る長い移動に使うかもしれないと考え、できる限り金券ショップで切符を調達したいところである。それに備え調べる。途中、歩きっぱで疲れたので眠りにつく。

 

博多駅に到着。まず、コンビニに駆け込み現金を下ろす。博多から鹿児島の新幹線代と沖縄へのフェリー代を見込んで多めに下ろす。急いで金券ショップに向かい価格を見るが、500円ほどしか引かれておらず、希望の価格には及ばなかったので悩み、悩んでたら、店が閉まってしまった。博多で泊まるのもいいが、以前に博多南で泊まったことがあるので、他のところに行きたい。バスなど調べて、宮崎にこの時間から行けることがわかる。宮崎は以前に特急で通ったことしかないので、行ってみることにした。

 

2029 博多

 福岡市地下鉄空港線快速 西唐津

2035 天神

 

とりま博多の繁華街天神に向かうが、着いたらバスまでの時間が10分で見る時間もないことが判明。この時点で私はバスを予約していなかったので、正直ダメ元で行った。天神バスターミナルには有人のきっぷ売り場があり、3分後に出発するバスのチケットが取れるかと聞いたらとれるとのこと。神は私の味方である。

 

2045 西鉄天神高速バスターミナル

 JR九州バス 53156便

2530 宮崎駅

 

見てわかる通り、着くころには日付を跨ぐ。私が前に食べた食事は出島のちゃんぽんなので、ものすごくおなか空いていたが、無念にもバスは出発する。23時前に熊本県の宮原SAで休憩。アップルパイを割高で手に入れるが値段なんて気にしてる場合でない。また24時過ぎに宮崎県の霧島SAで休憩。建物のなかではニュースが垂れ流しになっているが人はいない。野党のしつこい質問だけが響いている。だいたい定刻に宮崎駅に到着した。こんな時間に田舎の駅前に下ろされても寒いだけである。とりま、個人がやっているネカフェに入ろうとするがおなか空いたので、セブンに行く。海苔巻きみたいなやつを買って入店。入会金など利用料など払ってやっと足を延ばして休める。シャワーは付いてないが知人に会うわけでないので目をつむる。

 

することはないので、 2時ちょっとすぎに寝る。